長嶋正樹の靴屋稼業50年 その67

May 10, 2017

新宿ミロード モザイク坂の店で、新たに二つの工場に

 

トレーディングポストのオリジナルを作って貰った。

 

そのひとつの工場が登山靴の安藤製靴だ。

 

三菱商事フットウェア部の藤田さんが履いていた

 

チロリアンシューズが格好良かったので、

 

「どこの工場の靴なの」と聞くと「梅島にある安藤製靴だよ」

 

と教えてくれた。

 

早速、訪ねて行くと普通の住宅で、在庫の棚と事務机があり、頑固そうなおじさんが居た。

 

社長の安藤俊雄さんだ。

 

梅島は本社で工場は、橋幸夫の潮来の伊太郎の唄に出てくる関宿にある。

 

安藤製靴は登山靴の専門メーカーなので、

 

取り引き先は「山専」と呼ばれる登山用品専門店だけで、

 

僕みたいな靴屋とは付き合いがなく、僕の話が面白いと見えて随分可愛がって貰った。

 

登山靴は同じグッドイヤーウェルト製法でも掬い縫いが逆のノールウィジャン製法なのが

 

僕にとってやたら新鮮に感じた。

 

革もカルフォルニアのサンタクルーズにあるSALZのオイルドレザーや

 

スイスのガルサーなどを使用していて、革の持つ特性などいろいろと勉強になった。

 

後に一緒にカルフォルニアのSALZのタナリーに行ったり、

 

スキーを教えていただいたり公私共にお世話になった。

 

店ではチロリアンシューズが大評判で、凄く売れた。

 

 

続く

 

 

アザラシの毛を使ったチロリアンシューズ。(松本さん所有)

 

 

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