長嶋正樹の靴屋稼業50年 その68

May 17, 2017

トレーディングポストのオリジナルシューズをお願いした工場のもう一軒は、

 

グッドイヤーウェルト製法の老舗、浅草のセントラル靴だ。

 

1984年頃デザイナー、キャラクターブランドが注目を集め、

 

ファッションビルなどにどんどん出店し始めた。

 

セントラル靴はそんなファッションデザイナー達に 職人技の素晴らしい靴を作っていた。

 

浅草の工場を訪ねて行くと、無愛想なおじさんが居た。

 

挨拶してもブスッとしていて「なんだこのオヤジ」と思った。

 

それが中澤専務だ。

 

中澤専務と話をしていると、そばの机で仕事をしていた人が「長嶋さん!」と僕を呼んだ。

 

驚いてその人を見ると、立体裁断の名人紙型の佐藤先生だった。

 

佐藤先生はアシックスのペダラを開発していた時に

 

あのプラット製法の紙型を作って頂いた人だ。

 

今はセントラルの紙型を担当しているといると言う。

 

佐藤先生が中澤専務に僕のことを説明するとあの無愛想な専務が喋る喋る!

 

セントラルの生い立ちから、学生の頃の話、プロレスの話、不良の話、などなど。

 

無愛想はシャイなだけだったのだ。

 

それからトレーディングポストのオリジナルを始め、アパレルに依頼されたOEM生産、

 

後に山長など30数年の付き合いが始まる。

 

 

続く

 

 

その頃作ったリザードのローファー。30数年前の靴で今も現役である。

 

 

Please reload

最近の記事
Please reload

アーカイブ
Please reload

タグ
Please reload

  • Facebook Basic Square