長嶋正樹の靴屋稼業50年 その70

June 7, 2017

ももちゃんとのニューヨーク 2

 

 

ニューヨークのJFK空港に無事着いた。

 

前の晩あんなに酷かった下痢が嘘のように機内食もしっかり食べた。

 

(アメリカが一番効く薬なのかな)

 

タクシーでマンハッタン8番街の40何丁目か忘れたが、

 

ミルフォードプラザと言う名前は立派だが古くてボロいホテルにチェックインした。

 

部屋に入り暖房をつけると置き型のエアコンが動かない。

 

この寒い時期に暖房が動かないのは最悪だ。

 

フロントに電話したら、エンジニアを寄越すと言う。

 

待っている間に「なんだこのボロ!」とエアコンを蹴っ飛ばしたら、ブォーンと動いた。

 

黒人のエンジニアのおじさんが来て「動いてるじゃないか」と文句を言う。

 

蹴っ飛ばしたと言えず、困っていると「OK,OK」と僕の肩を叩いてウィンクして帰って行った。

 

ニューヨークの市場調査と言う事で、朝から晩までマンハッタン中を歩き回った。

 

ももちゃんはニューヨークは初めてだが、僕は前回カメラマンの杉谷さんとさんざん歩き回ったので

 

何処に何があるかは頭に入っていた。

 

歩きすぎて新しい靴を履いていたももちゃんは靴擦れが出来てしまった。

 

グッドイヤーウェルト製法の靴は履きこむと、どの製法よりも快適なフィット感が得られるが、

 

履きなれるまでは時間がかかる。

 

おろしたての新しい靴を長時間、しかも長歩きしたのでは靴擦れが出来るのは当然である。

 

足を引きずりながらホテル帰る途中、小さなコンビニのような店の前で

 

ももちゃんが靴擦れにつける塗り薬を買いたいと言う。

 

店に入るとカウンターの中のおじさんが「メイアイヘルプユー」なんて言っている。

 

「まめに付ける塗り薬はなんて言うんだろー」とももちゃんに言うと「フットビーンズじゃないの?」と答えた。

 

足のまめだからフットビーンズかよ! 

 

おじさんの後ろの棚に箱に入った塗り薬のチューブの様な物がある。

 

「ショーミーザッツ」と指差して取って貰った。

 

なんだこりゃー「ホワッツイズディス?」と聞くとおじさんが「ボンド」。

 

エーッ、ボンド?だめだこりゃー。

 

「ヒ、ヒーハズペイン、ヒズフット」と必死で説明すると、

 

おじさんは「ドラッグストアーに行け」と言った。(ような気がする)

 

 

続く

 

 

 

 

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