長嶋正樹の靴屋稼業50年 その71

June 14, 2017

ももちゃんとのニューヨーク 3

 

 

靴擦れの痛みにもめげず、ある日ペンステーションからアムトラックに乗って

 

プリンストン大学に行った。

 

やはり前回杉谷さんとプリンストンに行った時、

 

プリンストンジャンクションで乗り換えるのが分からなくてトレントンまで行ってしまったのだが、

 

今回は2度目なので余裕だ。

 

グリニッチビレッジの古着屋で20ドルで買ったスタジャンを着て、

 

まるでIVYリーガーの様な格好で大学のブックストアや校内、

 

メインストリートのナッソーストリートの店を見て回った。

 

夕方少し早いディナーをとることにして立派な構えのレストランを選んだ。

 

「長嶋さん、此処高そうだしこんな格好で大丈夫かな?」とももちゃんは心配顔だ。

 

「大丈夫だよ」と返事したものの、何しろ20ドルのスタジャンの二人連れだ。

 

思い切って中に入ると、インテリアは重厚でさすがIVY校、

 

プリンストン大学のメインストリートあるレストランだ。

 

大学教授らしきおじさんが重々しく食事をしている。

 

やばい!出ようとしたが、店のオーナーらしきおばさんが「ハウメニー パーソン?」と言ってきた。

 

思わず「ツー」と言ってしまった。

 

看守に引率される囚人の様にうなだれて20ドルのスタジャンの二人は

 

おばさんの後について行きテーブルについた。

 

メニューを見るとリーズナブルだ。「なんだ、たいした事ねえな」と強がってみる。

 

それでも20ドルのスタジャン二人は周りの重厚な雰囲気に押されてながらも

 

ディナーを終えて、逃げる様にニューヨークに戻った。

 

 

続く

 

 

ナッソーストリートの広場にあるプリンストンの学生の銅像の前で

 

 

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