長嶋正樹の靴屋稼業50年 その77

July 25, 2017

Levi’s Shoes 3

 

 

本物に拘って物作りをした結果、当然売値は高くなる。

 

販売を担当して貰っている月星さんのリーヴァイスシューズ部隊から売値が高いと

販売が難しいとの意見が強く出た。

そこで販売マニュアルを作る事にした。

(予算がなかったので、絵や文は全部僕が書いた)

マニュアルと言っても高品質や機能性、格好良さ、リーヴァイスらしさ、

独自性に優れているかをアピールして、いかに販売に自信を持って貰うかに注力した冊子だ。

おかげでMADE IN USAの カジュアルシューズ、ブーツよりも高かったが、よく売れた。

 

思い出になるブーツがある。

それはSALZのオイルドレザーでサイドゴアブーツのサンプルを作り提案したが、

その当時はサイドゴアブーツは今ほどポピュラーではなく、提案は却下された。

 

そのサンプルのサイドゴアブーツを履いてニューヨークに行った。

オープンして間もないマディソンアベニュー72丁目のラルフローレンのフラッグシップショップの

2階に上がる階段を歩いていると、店のカッコ良いスタッフが「そのブーツ、どこで買ったの?」と

階段の下から声をかけてきた。

「このブーツはリーヴァイスのブーツで僕が日本でデザインしたんだよ」とへたな英語で返事をした。

すると他の店のスタッフが見せてくれと集まって来て、僕はブーツを脱いで彼らに見せた。

「これはカッコ良い!」と大絶賛だった。

僕が大好きなラルフローレンのスタッフから褒められたのが凄く嬉しかった。

 

日本に帰り企画会議でこの話をして、急遽ラインに加えると前回紹介したアイコンの

ワークブーツと肩を並べる位ヒットした。

 

 

続く

 

 

このブーツは本文のサイドゴアブーツではありません。ラストは同じです。

 

 

Please reload

最近の記事
Please reload

アーカイブ
Please reload

タグ
Please reload

  • Facebook Basic Square