長嶋正樹の靴屋稼業50年 その94

November 21, 2017

GUTMANN & COMPANY

 

HORWEENの隣にGUTMANNがある。アパルーサと言うソフトガラスを鞣すタナリィーだ。昔はこの付近に5軒ほどのタナリィーがあったという。今はHORWEENとGUTMANNの2軒になってしまったそうだ。

 

かって革の取引は相場制でシカゴ相場だったらしい。そのせいかシカゴがあるイリノイ州を始めウィスコンシン州、ミネソタ州などの中西部にタナリィーが多かったのかも知れない。

 

GUTMANNのタナリィーは社長のA.MEYER.JRさんが案内してくれた。GUTMANNはHORWEENがウェットブルーから革を仕上げると異なり、毛の付いた皮から鞣している。その為タナリィーは水でビショビショだった。

 

APPALOOSA(アパルーサ)という革は日本でいうキップガラスでローファーなどのモカシンのアッパーに最適な革である。当時は日本でもハンドソーンモカシンが大人気でCOLE HAANやG.H BASS などのローファーが爆発していた。このアパルーサの革を使ってMADE IN USAのハンドソーンモカシンを作ろうとGUTMANNを訪ねて来たのだ。

 

ハンドソーンモカシンは、オンザラスト(木型の上でアッパを一針一針穴を開けながらモカを縫っていくジュニインハンドソーン)と先にアッパーに穴を開けてモカを縫ってしまい、袋状になったアッパーに木型を後から入れるプリパンチの二通りの縫い方がある。当然オンザラストの方がモカが美しいのは言うまでもない。

 

そんなMADE IN USAのモカシン工場の話を次回しようと思う。

 

続く

 

 

 

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