長嶋正樹の靴屋稼業50年 その97

December 12, 2017

Quoddy Moccasin , SkowHegan , Bob.Smith

 

1989年、ももちゃんの友達で靴の製造仲間、春日さんが「アメリカのモカシンのブランドを日本で販売したい。それもMade in USAで」と言って来た。その頃日本ではモカシンが人気で、数々のアメリカのモカシンブランドが入って来ていた。そこでまだ日本で展開していないQuoddyに白羽の矢を立てた。

 

以前、三菱商事の宮本さんとメインの各地を車で周っていた時、オーバーンという街にQuoddyの大きな看板があった事を思い出した。三菱商事ニューヨークの松村さんに調べてもらうと、オリジナルのQuoddyはもうオーバーンでは生産してなく、ワークブーツで有名なブランドDunhamがQuoddyを所有しているとの事だった。

 

早速、バーモント州バラットルボローにあるDunhamに行って社長のラルフ、ロヴオーロさんと交渉して日本でのライセンス契約が成立できた。

 

さあ!アメリカ製のモカシン工場探しだ!

 

メイン州のLL Beanがあるフリーポートから車で一時間ほどの所にハンドソーンモカシン工場が沢山集中している街、オーバーンと隣町ルイストンがある。ボブ.スミスという髭の大男がSkowHeganというハンドソーンモカシン工場をやっていると言う。なかなか良いモカシンを作ると評判である。そこでQuoddyを作ろうとルイストンのSkowHeganに行くと髭の大男ボブ.スミスが出迎えてくれた。(SkowHeganはメイン州の町の名前)ボブは僕の顔を見ると「お前とは前に会った事がある」「えっ!何処で?」とボブの顔をマジマジと見たら、思い出した。数年前、ニューヨークのシューショーでボブがブースを出していて、無愛想な大男が憮然として座って居たのだ。もっぱら応対してくれたのは、ロバート.リプトンさんだった。僕はてっきりリプトンさんが社長だと思っていたのだが、ボブが社長だったのだ。

 

続く

 

 

 

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