長嶋正樹の靴屋稼業50年 その104

January 30, 2018

Quoddy Classic 2

 

錆びた水道水が出るモーテルをチェックアウトしてグッドイヤーウェルト工場のHanoverに向けて出発する。朝食をとっていないので、映画に出てきそうなひなびた食堂に入ると近所の常連達が一斉に僕たちを見た。こんな田舎の食堂に日本人が来るのが珍しかったのだろう。

 

コーヒーにサニーサイドアップとベーコンにしようとメニューを見ると、ベーコンは二種類あってふつうのベーコンとカントリーベーコンがある。ウエイトレスのねーちゃんにどう違うのか尋ねるとカントリーベーコンはソルティーだと言う。「しょっぱいのか〜」でも珍しいからカントリーベーコンにしよう。出てきたベーコンは骨つきで、まるでステーキのようにでかい。そしてしょっぱい。

 

ウエストヴァージニア州からペンシルベニア州に入る。家々は大きく立派で「風と共に去りぬ」に出てきそうな家だ。

 

Hanoverは巨大な工場で大勢の職人が靴を作っていた。工場見学をして、サンプルを注文する。ブリテッシュスタイルの木型を選び、フルブローグなど4〜5デザインをオーダーした。今思えば、Horweenのコードヴァンを使いアメリカ製のグッドイヤーウェルトで5万円台は破格だった。

 

ランチは工場の社員食堂だ。お盆を持って列に並ぶと大きなお皿に次々に肉やコーンを大盛りによそってくれる。大きな工場なので食堂も大きく大勢の社員がランチを一斉に食べているのは壮観だった。

 

Hanoverの工場を後にシェナンドゥー空港に向かう。シェナンドゥー空港はUS Airの小さな空港で、US Airのロゴのベースボールキャップかぶり半ズボンをはいたお兄ちゃんが二人でチケットカウンターでお客の対応してたかと思うと、今度は飛行機の燃料を入れている。空港のスタッフは彼ら二人しか居ないのだ。勿論レストランやコーヒーショップも無く、カウンターにコーヒーポットが置いてあり、お客が勝手についで飲むスタイルだ。

 

シェナンドゥーからボルチモア経由でニューヨークに戻った。

 

続く

 

 

 

Please reload

最近の記事
Please reload

アーカイブ
Please reload

タグ
Please reload

  • Facebook Basic Square