長嶋正樹の靴屋稼業50年 その107

February 20, 2018

Allen Edmonds 1

 

1991年9月から渋谷、大阪、京都とインポートシューズ専門店トレーディングポストを展開を始めた。その時にアメリカのトラッドシューズを輸入するにあたり、Allen Edmondsを真っ先に思い浮かべた。その理由は僕がAllen EdmondsのMaC Neilというロングウイングのフルブローグを愛用していたからだ。ダブソールのいかにもアメリカントラッドらしいごつい靴だが、実に足にフィットして歩きやすい。

 

1980年代にAllen Edmondsの日本の販売代理店はコンビーフでおなじみの野崎産業だった。その広告を担当していたのが犬飼さんの会社サンマルサンで、僕が犬飼さんから貰ったのがAllen EdmondsのMaC Neilだった。

 

Allen Edmondsの特長は、

 

◎木型の底面が足の裏の形状に合わせ凹凸があり、中底がそれに合わせ立体的になって足にフィットする。 

◎木型の土踏まず部がえぐってあるので、アッパーがアーチサポートの役割をする。 

◎360°ウエルトで中物のコルクが全面に敷いてある事で履き込むほど足裏にフィットする。 

◎360°ウエルトなので踵部に釘が必要が無く、半敷きを貼らずにブランド名が中底に直接押されている。 

◎ライニング革とアッパーの革が点接着されているので糊の幕がない為、蒸れない。 

◎スチールのシャンクを使っていない。

 

この特長が他のグッドイヤーウェルト製法の靴とは一線を画していた。スタイルは伝統的だが、履き心地を追求している事が素晴らしいと思った。

 

当時Allen Edmondsの日本の代理店は野崎産業から大塚製靴に変わっていた。僕が大塚製靴に問い合わせをするとAllen Edmondsはハンドソーンのマッケーだけでグッドイヤーウェルトの取り扱いは無いと言う。大塚製靴は当時Church’sも取り扱っていたので、グッドイヤーウェルトはChurch’s、Allen Edmondsはマッケイと振り分けていたのだと思う。(分からないけど、多分)

 

僕はグッドイヤーウェルト製法がAllen Edmondsが他と違う特長だと思うので、これはAllen Edmondsに行くしか無いとアメリカ行きを決めた。

 

 

続く

 

 

これが33年間履き続けている、犬飼さんに貰ったMaC Neil

 

 

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