長嶋正樹の靴屋稼業50年 その115

May 9, 2018

 

TECNIC SHOES

 

イギリス製の靴を販売スタートした当初、一番売れたのがTECNIC SHOESのJOHN SPENCERブランドだった。知名度はクロケット&ジョーンズやトリッカーに比べると低いのだが、クォリティーとリーズナブルな価格で良く売れた。

 

ノーザンプトンから少し離れた場所に工場があり、イギリス製のグッドイヤーウェルト製法によくあるごつさがなく日本人好みの木型がスマートな印象を与える靴だった。担当は社長のクリストファー.スペンサーさんで、彼は日本に来ると赤坂プリンスホテルに泊まり、赤坂でよくディナーを共にした。

 

ここも何年か後に工場を閉鎖してしまった。スペンサーさんはどうしているのだろうと思っていたが、 ミラノのMICAMだったかフレンツェのPITTだったか忘れたが、JOHN SPENCERのブースがあった。思わず中に入り「クリストファーさんは居る?」と尋ねると「今ランチに行っているよ」と言うではないか。良かった!ブランドを再開したんだ!

 

しばらく待っていたがスペンサーさんは帰って来なかった。僕は他に予定があり、会う事は出来無かったけれど、それでもブランドを他所に売らず、自分のブランドを継続しているのが分かって本当に嬉しかった。

 

 

続く

 

 

 

 

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