長嶋正樹の靴屋稼業50年 その118

June 1, 2018

 

スティーブの結婚式

 

スティーブがやっと結婚する。目出度い!

 

以前他の彼女が居たのだが、バレンタインディーの日に僕たちがメイン州の工場まわりでスティーブを連れ回し、振られたので責任を感じていた。

 

ロンドンからニューヨークに着いてマディソンアベニュー54丁目の常宿のホテルエリーゼにチェックインした。このホテルの1階にモンキーバーという人気のバーがある。バーバラ.ストライサンド主演の映画「マンハッタンラプソディー」にも出てくる。僕は年に4〜5回このホテルに泊まっているのでドアマンもフロントのスタッフも「お帰りなさい」と迎えてくれた。

 

結婚式の前日スティーブのロングアイランドの実家で親戚、友人が集まりディナーをするので来いと言われ、ペンシルヴァニアステーションからロングアイランドへ電車で向かった。駅にスティーブが迎えに来てくれ、実家に着くと大勢の人が居てスティーブの両親を紹介された。夜遅くまでディナーが続き、マンハッタンまで帰ると言う人に車でホテルまで送ってもらった。

 

結婚式の当日、ホテルエリーゼからタクシーで結婚式場に近いロングアイランドのホテルに着くと小さなホテルで周りには何も無い。「こりゃー夜お腹が空いたらなんにも食べられないな」と不安になる。結婚式の料理なんて上品で絶対物足りないものだ。

 

ブルックスブラザースのタキシードにセントラルの専務に作ってもらったエナメルのキャップトゥで結婚式に臨んだ。ジューイッシュ(ユダヤ教)の儀式なのでとてもユニークだった。

 

式が終わると別の部屋に通され、ビュフェスタイルの料理がズラッと並んでいる。セルフサービスだ。「さすがアメリカ!カジュアルでいいなぁ」とお皿に料理をてんこ盛りにして食いまくった。腹いっぱいになり、「これで今夜は夜中腹が減ることはないな」と安心した。

 

すると「皆さんメインのダイニングに集まって下さい」アナウンスがあり、なんとこれからが本当の披露宴なのだ。次々に料理が運ばれて来る!「苦しいもう食えない」

 

メインのシャトウブリアンをじっと眺めていると、スティーブのお母さんがやって来て「お肉嫌いなの?」と心配してくれた。「いや大好きです」と無理やり口に入れる。「かんべんして!もう何も食べられない!」

 

そしてパーティーは夜中まで続いた。

 

 

続く

 

 

腹いっぱいで苦しい僕とスティーブ夫妻、三菱ニューヨークでスティーブの同僚ローズマリー。

 

 

 

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