長嶋正樹の靴屋稼業50年 その121

June 22, 2018

 

インドネシア モカシン工場 3

 

工場でサンプル作りの打ち合わせが終わり、おんぼろタクシーでメダンのホテルに帰る事になった。

 

がたがた道をおんぼろタクシーが走る。突然運転手が車を止め、トランクの荷物を座席に移せと言う。なんだか訳が分からず言われた通り荷物を座席に移すと突然豪雨がやってきた。スコールだ。車がボロいのでトランクに水が漏るのだ。運転手は荷物が濡れないように気を配ってくれたのだ。(と思っていたのだが)

 

スコールはすぐにあがり、タクシーは走り続ける。するとまた突然止まった。道端にバナナをいっぱい置いた側におばさんと子供が立っている。そのバナナを運転手ががトランクに積み込む。なんと!このタクシーは僕たちを乗せる他に運送屋も兼ねていたのだ。(だからトランクを空にしたのか)

 

ゴムの林と椰子の林の道をタクシーは走り続ける。突然お腹が痛くなった!あの蟻のパンのせいか?隣を見るとアントニオスは寝ている。僕はアントニオスを起こして「トイレに行きたい」と告げた。アントニオスは運転手に尋ねると、あと30分位行くとドライブインがあるのと言う。30分の我慢だ!だけど周期的に便意が襲ってくる。窓の上のハンドルを握りしめて我慢をする!辛い!

 

我慢に我慢を重ねやっとドライブインに着いた。トイレに飛び込む。フー!やれやれ一安心。と思ったが、紙が無い!そうだインドネシアは水でお尻を洗うのだと気がつく。見ると隅に水槽があって柄杓みたいのがある。それで右手だっけ、左手だっけ不浄の手はと考える。右手でご飯を食べるのだから左手だな。水できれいに出来たけど、濡れたままでパンツを履かなければならない。気持ちが悪い、しょーがねえな!

 

その後何回もインドネシアに出張したが、何度も腹痛に襲われた。パンのせいではなかったのだ。

 

今回は靴の話ではなくてすみません。それとトイレの話で失礼いたしました。

 

 

続く

 

 

これはインドネシア製ではありません。イメージです。Made in USA

 

 

 

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