長嶋正樹の靴屋稼業50年 その135

September 28, 2018

山長印靴本舗 2

 

コスティルの革は手に入ったが、職人技で追いつきたい。

エドワード.グリーンのドーヴァーというスキンステッチのモカの靴がある。こんな靴が作りたい。

どんな風に作っているのだろう?そこでドーヴァーをバラしてみた。

 

バラした靴を工場に見せると「うちじゃできねぇが、もしかして外の職人が出来るかもしれねぇな」

「お願い!頼んでみて」と頭を下げて懇願した。

 

すると革の厚みが1.4㎜位の厚みで銀面がしっかりしてたら縫えるかも知れないという返事が来てコスティルの革を渡すとスキンステッチが出来てきた。

 

アッパーはほぼ満足な出来だが、何か他とは違う見た目の靴にしたい。

 

いろいろ考えをめぐらせていると、昔、靴屋に入りたての頃に注文靴(今だとビスポーク)を受けていて底周りの仕様の時、「平コバにしますか?ヤハズにしますか?」と訊いていた事を思い出した。

そうだ!ダブルソールにしてヤハズをかけよう!

 

ノーザンプトンでもイタリアでもアメリカでもヤハズなんて何処もやっていない日本ならではの職人技だ。

 

工場に一人ベテランの職人さんがいてヤハズを削れるという。「あんた良くヤハズなんて知っていたねー」と感心された。

 

サンプルが出来上がった!さてブランドはどうしよう?

 

続く

 

スキンステッチの勘三郎 当時のものではありません、今のものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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