長嶋正樹の靴屋稼業50年 その139

October 26, 2018

Wolverine Boots

 

2000年に三菱商事の子会社、靴専門商社ライフギアコーポレーションを退職した溝ちゃんが代官山の事務所を訪ねて来てくれた。

溝ちゃんは英語が堪能でライフギアの時に仲良くしていた。聞くとやはり靴の専門商社丸紅フットウェアにいると言う。

 

丸紅ではアメリカのブーツブランドWolverineを担当しているとの事で、日本企画を考えているそうだ。そこで僕に企画を依頼に来たと言うのだ。

 

伝統のあるアメリカの老舗Wolverineより良いブーツを作るにはどうしたら良いか色々と考えた。

昔のアメリカのワークブーツの資料を調べ、デザインを上げた。

アッパーレザーはワークブーツには誰も使った事のないコードヴァンを使う事に決めた。

工場は昔から付き合いのある宮城興業さんにお願いした。宮城興行さんはアシックスのペダラやリーヴァイスの靴を作って貰った事があるからだ。

 

コードヴァンとプルアップするオイルドレザーのブーツが完成し、新宿伊勢丹でポップアップショップ開設して販売をした。

 

何年かたった頃、用賀の僕の家の近くにある枻出版社の松島さんが僕の家に取材で来た。玄関でブーツを脱いだ時

驚いた。なんとコードヴァンのWolverineを履いているではないか!

「松島さん、そのブーツ僕が作ったんだよ!」「えっ!本当ですか」と話が盛り上がった。

松嶋さんはCLUTCH MagazineをはじめLightning、2ndなどのアメリカンスタイルの雑誌を編集している編集局長だ。

ワークブーツにめっぽう詳しい。その人に愛用して貰えるなんて靴屋冥利に尽きる。

ドレスシューズでコードヴァンは珍しくはないけれど、ワークブーツにコードヴァンを使ったのは多分僕が初めてだと思う。(違っていたらゴメンなさい)

 

 

続く

 

松島さんのコードヴァン Wolverine Boots 先日instagramに投稿された画像です。

 

 

 

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