長嶋正樹の靴屋稼業50年 その150

January 12, 2019

中国での靴作り 2

 

寒さでさんざんな目にあって、中国に行くのは二度とやめようと思っていたのだが、丸紅フットウェアWolverineの商品開発でどうしても中国に行かねばならなくなった。

 

「今度は南の広州、廈門なので大丈夫ですよ」と担当の溝ちゃんが言う。

「それと長嶋さんが好きな香港に泊まって船で樹海に入るので、香港で美味いものを食べましょう」なんて言うもので「分かったよ!」と渋々行く事になったのだ。

 

行ってみると、最初に中国に行ってから10年近く経っているので中国の状況はすっかり変わっていた。

最初の中国出張の時は、元の通貨は外人用と中国人と別れていて、外人専用の店があったり、国営の店や施設が多く、そこで働いている従業員の無愛想なことこの上もなかったのだが、かなり民間企業が増えて改善されていた。

 

香港からフェリーで樹海に入り工場に行くと、とんでもなくでかい!

丁度昼休みを利用して従業員の予防注射をやっていたのだが、何千人もの女性の従業員が大勢がいて驚いた。

工場の中に従業員用のスーパーマーケットや美容院があったりとまるで街だ。

この工場は台湾系で、WolverineやTimberlandなど作っていて兎に角巨大だ。

ここの工場に限らず、NIKEを作っている台湾系の工場も同じように巨大だと聞いた。

 

廈門の工場はそんなに大きくないが、アメリカ向けのブーツを作っていて、ブランドを見ると何処かで見たような記憶がある。

ARIAT?そうだ!以前、Allen Edmonds, GH BassからARIATに行ったJhon Happさんが居たウエスタンブーツのブランドだ。Happさんは現在ALDENに居る)

ブーツのサイドの複雑な刺繍をコンピューターで縫っていたのが興味深かった。

 

東筦の工場でサンプルを依頼すると、今日の夜までにサンプルを作ると言うので、「でも今日の夜は広州に行って広州に泊まるので」と言うと、「夜食事をしているレストランにサンプルを届けます」と言うので、「本当かよ」と思っていたが、本当にサンプルが届いて驚いた。

中国の工場はあなどれないと感じた。

 

続く

 

これは中国製ではなく日本製のWolverine Boots

 

 

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