長嶋正樹の靴屋稼業50年 その154

February 15, 2019

ヴィンテージスニーカー

 

バックウィートスニーカーはビームスプラスやジャーナルスタンダードなどで取り上げて頂いた。

ロンドンでスニーカーショップを展開しているOff Springのバイヤーがジャーナルスタンダードでバックウィートを見てロンドンの店で売りたいのでとコンタクトして来た。

輸出に詳しい人に頼んでロンドンに送った事もあった。

 

メキシコのレオンのヴァルカナイズ工場VALKCAMには2度訪問してバックウィートを作ったが、我々の販売力ではなかなか工場の期待に添えず、小ロットの生産は出来ないと言われ、メキシコでの生産を断念せざるをえなかった。

 

こうして振り返ってみると僕は古き良き時代のアメリカが大好きなのだとつくづく思う。

アメリカアンティークを見ているとその時代の生活が偲ばれ、まるで自分がその時代に居るような気がする。

 

当時作られたヴィンテージスニーカーはラバーが劣化しているので履く事は出来ない。

その頃の味を持った新しい機能を持った履き心地の良いヴァルカナイズスニーカーを作る事が僕の靴屋としての使命ではないかと勝手に思っている。

 

10年前にアメリカの古いヴァルカナイズスニーカー、Ball Bandを立ち上げた。

途中、ブランクがあったが、再度復刻したBall Bandを今年は世に広めていきたい。

キャンヴァスは昨年の春から展開しているが、この春レザーアッパーを発売する。

ヴァルカナイズスニーカーはどうしてもホクシングテープが屈曲部の所が剥がれやすい。そこでレザーバージョンはフォクシングテープにサイドマッケーステッチをかけた。

これをBall Band Stitch(ボールバンドステッチ)と名付けた。これは世界中で誰も手がけていないBall Bandだけの技術だ。

 

ヴィンテージの味を持ちつつ、新しいテクノロジーで歩き良いスニーカーがBall Bandなのだ。

 

続く

 

Ball Band Hi Top Cordovan Upper Navy . 試作サンプル

 

 

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